広島の総合探偵社フォーチュンJAPAN 探偵ブログ

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50年前に親の反対で別れた女性に今一度会いたい その1

 私たちが受ける行方捜しの依頼で比較的成功率の高いのが、昔の恩人や恋人を捜して欲しいというケースです(中には、気安く引き受けたものの、途中でまったく手がかりが途切れてしまう事もありますが…)

 今回は、昔の恋人の行方捜しのケースを紹介します。

 もう80歳に手が届くかと思われるものの、はつらつとしていかにも壮健なTさんからの依頼は次のようなものでした。

今から50年前の昭和30年4月、結婚を誓い合った女性がいました。親の反対でどうしても結婚することが出来なくなり、高松市の栗林公園で泣く泣く涙の別れをしました。それ以来、今日まで一度の音信もなく時が経ってしまいました。私はその後、親の薦める縁談で結婚しましたが、その妻を一昨年9月に亡くしました。子どもたちも全員成長して家庭を持ち、一人暮らしとなってからは、日々彼女への思いが募るばかりです。50年も経ってから、いまさら何を!とお叱りを受けることも覚悟の上で、もし彼女が今も、ご主人ともども元気で居られるならばそれでよし。でも、私同様に連れ合いを亡くし一人身で居られるならば、今一度再会を果たし、遅ればせながら残りわずかな人生を共にし、語り合いたいのです。また、不幸にして、彼女も先立って居られたなら、墓所を探し出してほしい。何としても墓前に参り、気持ちに区切りをつけたいと思います。

 以上Tさんの話を要約しましたが、話は2時間近くに及びました。

 Tさんの話は、彼女(以下B子さんとします)との出会いから始まり、昭和20年代後半の暮らしぶりなど、話があちらこちらに飛んでいきました。何度も脱線しながら語るTさんの思い出話を、私も根気よく聞いていました。
 さて、Tさんの話も終わり、B子さんを捜す有力な手掛かりは、結局次の3点でした。

1.B子さんの家は高松市の三条町で、大きな川が合流するところより、500mくらい上がったところにある酒屋さんの裏手にあった。
2.近くの橋を渡ったところに大きなお寺があり、見事な3本の巨木があった。
3.琴電の駅から歩いて20分くらいのところにB子さんの家があった。

 何となく心許ない手掛かりではありましたが、Tさんの若かりしころは、戦後間もない時代であり、2人の男女が家の近所で語り合うなど、田舎町ではすぐに噂になってしまうので、少しでも2人が語り合える場所として、いつも栗林公園内での逢瀬を楽しんでいたそうです。
 ですから、B子さんの家へは、一度だけ送っていったときの記憶が残っているだけでしたが、それも仕方のないことでした。
 B子さんからの手紙や写真も、Tさんが結婚したときに全部焼却してしまったとのことで、結局手掛かりは前述した3点しかない状況でした。

 話が一段落するとTさんは高松市の真新しい市街図を広げ、指である地点を指し示しました。Tさんが示した所では確かに大きな川が合流しており、琴電三条駅がありました。Tさんの指はそこから歩いて20分位の所をなぞっていき、『多分、この辺だと思う』と力強く断言されました。

 これなら、かなり楽にB子さんを見つけることが出来るのでは…という雰囲気の中で、Tさんの依頼を受けることになりました。
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