広島の総合探偵社フォーチュンJAPAN 探偵ブログ

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ある日買い物に出たまま行方不明に その1

 本格的な暑い夏がもうすぐという6月の終わりごろ、1本の電話が入りました。
 50歳くらいの男性(以後Aさんと呼称)の声のようでしたが、その声は苦渋に満ち、本当に切羽詰まっておられる様子が伝わってきました。

 Aさんの話では2週間前の夕方、買い物に出掛けていく奥様(以後B子さんと呼称)の後ろ姿を、Aさん夫婦と同居しているAさんの70歳になる母親が、何気なくチラッと見たのを最後に、今日まで行方が全く分からなくなっているということでした。
 さっそく、Aさんから詳しい話を伺うべく、その日の夕方Aさんの自宅を訪ねました。
 広島県の西方にある町で、旧家らしい立派な門構えと重厚な瓦屋根、庭の広さが印象的でした。あいさつもそこそこに応接間に通されると、AさんのほかにAさんの母親と3人の子どもさん、そしてB子さんの両親に兄弟と、10人余りの皆さまが待っていらっしゃいました。

 お話を伺ったところ電話で聞いた通り、B子さんはその日いつも通り午後4時すぎに近くのスーパーに買い物にいくと言い残して家を出たまま、行方不明になったとのことでした。もちろん、交通事故を第一に心配されたAさんは、その日の夜8時にO市の警察署に届け出を出されました。ただ、B子さんが交通事故に遭って病院に収容されたという事実はなく、警察としても現時点では、犯罪に巻き込まれたという確証もないために、単に家出として受理するにとどまっているということでした。
また、事故や犯罪を想定して、加害者にそのまま拉致されたと考えるには、自宅からスーパーまでが至近距離であること、人や車が絶えない通りで日中であること、目撃者が全くいないということからそういうことに巻き込まれたケースは考えにくい状況でした。

 集まっていた皆さまにそれぞれ情報を聞かせていただき、それをまとめると次の通りでした。
家出をする理由や動機(思い悩む様子など)が全く思い当たらず、当然家出の書き置きもない。
②旅行ケースやB子さんの持っていたカバン類も財布も全て残っている。衣類を持ち出したような形跡もない。
③化粧品類も全て残っている。
④現金も家計費に使っている紙封筒が家計簿に挟まれたままであり、万単位の現金はほぼ家計簿の残額と一致して残されている。
⑤B子さんの持っている現金は、買い物に行くときに持ち出す小銭入れにある数千円くらいと思われる。
⑥最後に見られた服装はいつも着ていたTシャツと白いズボンで、靴は愛用していたスニーカーがないので、普段通りそのスニーカーを履いて出たと思われる。
⑦近所付き合いは余りなく、年に数回数える程度に中学時代の友人と会っている位で、その友人にも確認したが家出を思わせる様子は全くなかった。
⑧失踪前にAさんや家族との間で喧嘩やもめごとは一切なかった。
⑨B子さんは遊びに出ることもなく、毎日の買い物を別として基本的には出不精で、ほとんど家にいることが多い日常生活であった。
⑩雑誌(ミセス・旅行ジャーナルなど)を近くの本屋さんから定期購読をしていたのが唯一の趣味だった。

 いろいろな情報を聞いていても、家出を考えるような動機が全くなく、Aさんや家族の方々が手掛りや糸口がない状態に途方に暮れている状況がよく分かりました。現状で一番懸念されることは、(可能性は低いが)目撃者が全くいない瞬間に事故が発生し、加害者に拉致されたケースであり、この点の徹底した調査確認を行うことがまず必要でした。

 次に懸念されるのは現状では非常に考えにくいが、なんらかの理由で家出を計画的に実行したケースでした。

 以上2点の方向を考えて準備が整い次第調査に着手することとなりました。
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