広島の総合探偵社フォーチュンJAPAN 探偵ブログ

広島の総合探偵社フォーチュンJAPANで活躍する現役探偵のブログです。 普段余り知られることのない探偵の日常や調査について、また日常生活で役立つ探偵マメ知識などをご紹介します。

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汗だくの調査現場 その1

 探偵についてまわるイメージの悪い方を挙げると
恐い人
とんでもない高額料金を吹っかけられる
詐欺師
などさまざまなものがありますが、最近は探偵物のテレビドラマ・アニメ人気の影響でしょうか、「私も探偵になってみたい」という方が多くなりました。

 確かに古くは『探偵物語』で松田優作扮するカリスマ的探偵が登場するなど、探偵のイメージは現実の世界からは想像もつかないくらい格好良くシリアスで知的な世界がつくられてきました。

 今回は、そんな世界とは無縁の汗だくの調査現場の話をしましょう。

 2年前の7月下旬、保険会社の担当者から相談を受け、山陰で調査をすることになりました。
 事前の調査打ち合わせの段階で、これは相当に難しい調査になる(というよりは調査不可能の状況になる可能性が高い)という予感がありました。

 下見調査のために現場に赴いたスタッフから、さっそく
調査対象者の家だけが村の主要道から外れたあぜ道を50mほど入ったところにあり、全く近付くことができません。また、車両を停めるにしても、周りに何もないところの為、30分も駐車したら完全に周囲から浮き上がり目立ってしまいます」
という懸念した通りの第一報が入りました。

 現場は山あいの農村で、車両内から監視をするにもその車を停める場所がない。かといって、そんな田舎で一日中立って監視を行う訳にもいかず、ダミーの道路工事も丸一日となると周囲の視線を取り繕いきれないため不可能。こういった全くお手上げの状況だということだけが、下見調査で判明しました。

 そして下見調査から戻ってきたスタッフと、撮影ビデオ(現場の周辺を撮影したもの)や地図を前にして調査方法の検討に入りました。
 今回の調査の目的
調査対象者が6年前に起こした事故の後遺症で左上股が肩から下位にかけて動き辛く、左手は健常時の2割程度の握力しかなく、左膝に関しても曲げ伸ばしが難しい状況。現在も定期通院をしているとのことだが、もしかすると保険金の受給を延ばすための詐欺行為の疑いがあり、後遺症の状況を明確にすること
でした。

 こういった調査は、調査そのものが相手に発覚すると人権問題が絡んで大問題に発展するため、慎重な上にも慎重な調査手法が必要とされます。
 会議の結果、現場へは対象者宅近くの小川を遡り、その自宅の裏手にある山の反対側から、対象者の家が見える中腹まで撮影機材や食料・飲料、その他一式を抱えてその山を登ることにしました。
 時は真夏。やぶ蚊や蛇、ムカデなどに対する完全防虫装備(厚手のゴム長靴・長袖服、細かい網目状のネットを張った改造ヘルメット着用)を施し、この重装備で道なき山の中を小さな折り畳みノコで枝を振り払いながら藪の中を進んでいきました。もちろん、汗は滝のように滴り落ちます。
 一日目は、スタッフ2人が交互に藪を切り開きながら道作りに終始し、10本用意した500mlの水をあっという間に飲んでしまい、補充に走るありさまでした。作業は朝6時から始め、夕方4時ころにようやく対象者の家が見渡せる場所を確保できました。
 二日目もまだ涼しい朝6時から現場の山を登り始め、7時ころにようやく調査機材をセット(望遠レンズ付のビデオカメラを三脚で固定し対象者側からは見えないようにしっかりカモフラージュして準備)して監視調査の本番が始まりました。
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